『続く懸命捜索』

九州北部豪雨、大変なことになっています、発生から一週間が経ちました、30名もの方が亡くなり依然、行方不明者が20名を超え、1300人を超える方々が避難を余儀なくされています。私の二女の旦那の実家が朝倉にありますが運よく災害から免れたようです。災害は忘れたころにやってくるといいます、不幸にも亡くなられた方のご冥福と被災された方々へのお見舞いを申し上げます。
本校の卒業生に建築科昭和60年卒のM君がいます、陸上自衛隊普通科40連隊業務班(小倉南区北方)に所属していますがあの、記録的大雨からここ一週間、隊に泊まり込みだそうです。寝る間も惜しみ炊き出し食料の段取りや日用品等の救援物資の確保等で家にも帰れないと言っていましたが「辛い」とは一言も口にしませんでした、現地で救援活動に従事している仲間の方がもっと厳しい状況に置かれているからでしょう。
同隊・広報からの情報です。小倉駐屯地自衛隊員は3日交代で復旧作業についている。食事はレトルトや缶詰。現地では交代で仮眠、休憩の許可が出ているが休憩場所が空いている体育館なので、人目もありサボっていると思われたくないので、食事以外は不眠不休で復旧作業に当たっている。三日後はボロボロになって駐屯地に帰ってきます。幸いにも自衛官にけが人は今のところゼロ!
ここで自衛官の本音を他人を介して聞くことが出来ました。炊き出しを提供しても自衛官は口にしません、簡易浴場を設置しても入れません、これが仕事なので大変ではありません、すべて国民の為だそうです。でも自衛官は市民からの感謝や励ましが何よりもありがたいとのことでした。自衛隊協力会会員として清々しく報告を聞くことが出来ました。

戸畑工業高校同窓会
戸工会会長 新上健一

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