平成29年4月の会長挨拶

新上会長『別れと出会い』

 春は、別れと出会いの季節であります。3月1日は卒業式そして4月7日は入学式が母校体育館で挙行されました。
 156名の卒業生の大半は就職です。家業を継承される方もいるでしょう。また、更に専門性を高めるために進学される方もいることでしょう。それぞれの分野での活躍をお祈りいたします。卒業式で驚いたことがあります。近年卒業者名簿が不完全なのです。卒業者名はありますが、住所・就職先が空白になっています。もちろん自宅電話番号も空白…いくら個人情報保護の関係があるといってもひどいものです。このままだと戸工会報の郵送や各支部への新会員名住所等連絡が出来なくなるといったことも懸念されます。名簿に不完全な状態がここ数年続いており、毎年卒業生に配布していました、直近3年前からの戸工会名簿も今年は『戸工会の栞』として卒業者名の記載のない栞を配布することになりました。卒業式を迎える2月末の戸工会事務局の悩ましい問題であります。

 さて、今年も160名のフレッシュな若者が入学を許可されました。希望に満ち溢れた胸中ではなかったでしょうか。時代は速いテンポで進んでおり、この速い流れに乗り遅れることなく毎日を大切にそして悔いのない生活を送り、貴重な青春時代をエンジョイするよう祝辞を述べました。また「信頼できる友人」をたくさん作るようお願いし結びの言葉としました。

 3月末かねてより訪れてみたかった「アラブ首長国連邦」へ行ってきました。ここは七つの首長国からなる連邦国家です。首都はアブダビ。訪問したのはドバイ、ここは、なんでんかんでん世界一じゃないと気のすまない都市です。例えば世界一のビル・タワー(828m)世界一の人工島・世界一の部屋数を持つホテル(1550部屋以上)、世界一の噴水、世界一広い飛行場、世界一大きな観覧車(建設中)、世界一高い位置にあるホテルの部屋、因みに私が宿泊した部屋は54階。
 現在でもホテルやビルの建設ラッシュが続いており、建設の槌音が方々から響いてきました反面、この街はあと何年もつのだろうと不安な気持ちになりました(20年もつかな?)。建築途中の現場を見る限り、あまり褒められたものじゃありませんでした。
 また、一年間に七日雨が降るといわれるドバイ、なんと初日二日目と雷を伴う大雨。雨が降らないことを念頭に建物や道路を建設しているので建物は雨漏りが方々で見られ、勾配の低い道路では激しい水たまり…ファンドがそっぽを向けば等々、老婆心ながら街の崩壊を心配しながら帰国の途に就きました。

 私の事務所閉鎖に伴い「会長挨拶」が今回も遅れましたこと深くお詫びいたします。

2017年<平成29年>4月        戸工会会長 新上健一

桜01

カテゴリー: 会長挨拶 パーマリンク